子どもの矯正

なぜ歯並びが悪くなるのか

歯並びが悪くなる原因は以下のどちらかが原因です。

  • 歯が生えるための場所が足りない
  • 口が開いているため、
    前歯が前に出てしまう

ガタガタ歯並びの原因

ガタガタ歯並びの原因はあごの成長不足の結果です。歯は「並び」も大切ですが、それよりも「使う」ことの方がもっと大切です。歯を正しく使う事で、顎を含む顔が発育します。顔が正しく発育すれば、歯は正しく並びます。

顔が正しく発育するために必要なこと

顔が正しく発育するためには発育刺激が必要です。それは「噛む」ことです。噛むことによって顔の骨に力が伝わり、その刺激で成長するのです。正しく噛むことがとても大切です。

正しい姿勢と食事の工夫

足を床に付け、踏み台を置く

イスに座る時は足を床に付け、踏み台を置きましょう。

一口で食べられない大きさで食事を出す

前歯でかぶりつく事で、唇の周りの筋肉を正しく使えるようになります。
必ず一品は前歯でかぶりつくものを出しましょう。
おかずで無ければ、海苔巻き、おにぎり、デザートなど何でも結構です。
お母さんのちょっとした工夫が大切です。

口の中に長く残る繊維質を含んだ食事を出す

具は大きく、多く。煮込みすぎず、噛み応えを残してください。食事は最低15分かけて、リズミカルに噛みましょう。テレビを見ながら、だらだら食べるのはやめましょう。

悪い習慣を直す

通常、顔は前に成長します。しかし、口を開けていると下に成長してしまいます。口が空いていると変な顔になります。

口を閉じる練習

口を閉じるというのは無意識にすることなので「口を開けてると変な顔になっちゃう。変な顔になりたくない。」と思う自覚が大切です。また、家族の協力が必要です。やさしく気づかせてください。決して強く言わないようにしてください。言う方も言われる方も嫌になってしまいますから。

頬杖や顎を押すような習慣は止める

頭の重さは赤ちゃんと同じ3~5キロあります。頬杖や机に伏せながら本を読むと、顎に1キロの力がかかります。顔が曲がったり、潰れてしまいます。

歯並び治療の種類

治療には2種類あります。一つが「Biotherapy(生物学的機能療法)」で、原因を考え、改める事。また、自分で正しく成長することで自分の力で治る事です。食事の環境を見直したり、悪い習慣(口が開いている、頬杖など)をやめたりすることで歯並びを改善します。
もう一つが、取り外し式の装置や固定式の装置を使う「メカニカルな矯正治療」です。
理想は自分の力で治ることですが、なかなか難しい場合も多いでしょう。そういう方にはメカニカルな矯正治療をお勧めします。

矯正治療を行いたい方

矯正検査の予約を取ってください。虫歯のある場合は小さいものであれば矯正治療をしながら治療することもできます。詳しくは当院スタッフまでお気軽にご相談ください。